浦和戦後に抜けてしまった気を取り直し大分に。
九州石油ドームに到着すると、
アウェー入り口で菓子を配っていた。
市町村スペシャルデーで臼杵市の皆さんが、
名物の臼杵煎餅と有機栽培の「吉四六茶」でお出迎え。
「アウェーのみなさんおもてなし」ということだ。
臼杵煎餅は生姜が利いていて美味。
遠くて行くのは大変だけど、こういうのがあると、また行きたくなる。
早く着いたので、暫くすると試合前イベントが始まった。
しかし、やけに音が大きい。
見ると、頭上の屋根にスピーカーがあるではないか。
これがアウェーの洗礼という奴か。

試合前だが、青赤テープで
左のようなものを作り掲げてみた。
(提供写真)
一瞬、心なしかボリュームが
下がった気がしたが、
思い過ごしであり、
実効はなかったようだ。
試合は2試合連続先発となったGK塩田が安定した守りを見せ、
ルーカスが蹴り込んで1−0で勝利。
既に退団が決まっているジャーンにとっては東京で最後のリーグ戦だが、
続く天皇杯@岡山・桃太郎は行けないので、ゲーフラを出しお別れ。

スタジアムへは大分から2つ宮崎寄りの駅・高城を初めて使ってみた。
駅からの距離は5キロ余り。道は1本で分かりやすい=
地図。
思ったより坂もきつくなく、自転車にはオススメのルートと言える。
実際、自転車で向かう人の姿が結構見られた。
高城駅からバスも出ているが、本数が少ないようで、
駅員は大分駅からシャトルバスに乗るよう勧めている。
駅舎には
サッカーボールのモニュメントがあるらしいが、
気付かなかった。
試合後は
こつこつ庵1階小上がりを30人弱で貸し切り大宴会。
気が付いたら別府の
駅前高等温泉で朝を迎えていた。
前日がほぼ貫徹だったため、宴会途中で沈没。
高等温泉は大広間を10人で貸し切り(@¥1,500)していたが、
終電で帰った後も部屋で激論していたらしい。沈没で参加できず残念。
今回は九州ゾーン周遊きっぷで九州1周旅行と組み合わせた。
行きは京都から「あかつき」
シングルツイン(B寝台)。
2人利用も出来る1人用個室のため、上にもベッドがある。
下段ベッドは折りたたむとソファ2脚になる仕掛けになっており、
京都駅前の近鉄デパートで半額で仕込んだ肴と日本酒を友に、
明石海峡の夜景を楽しみながら優雅に過ごした。
(京都近鉄は2月末で閉店。重宝していたのに)
この後長崎、佐世保、佐賀、博多、宮崎、熊本などを回った。
長崎はボウリング発祥の地だそうだ。

メーンは
肥薩線の日本三大車窓と、
指宿枕崎線・枕崎、日南線・志布志の末端駅訪問。
肥薩線は観光列車「
いさぶろう/しんぺい」が、
各駅で長時間停車するので、散策に丁度良い。
普通列車なので、五能線「リゾートしらかみ」並みの乗り得感がある。

矢岳駅にはSLが展示されている。

名物駅弁「
鮎屋三代」に匹敵する「
かれい川」のある嘉例川駅。
明治時代の駅舎だそうだ。

吉松駅の待合室は旅情満点である。
ここから乗った観光特急「
はやとの風」にも大満足だ。

指宿枕崎線のJR最南端駅・西大山。

枕崎駅は駅舎が撤去され、ホームのみの寂しい状態になっていた。
港までトレで向かうと「
枕崎お魚センター」を発見。
ここでは希少と言われる鰹の心臓の佃煮などを買い、
戻りの電車で1人宴会した。
指宿では自転車の機動力を生かし砂蒸し風呂も訪れたが、
駅から徒歩1分の日帰り温泉「
松元温泉」も便利だ。

日南線では油津−南郷間をポタリング。

これは面白表示。
都城近辺を走る電車では注意書きがあるのに、
高校生が座り込みどころか、床に横になって眠っていたりする。

鳥栖駅では、ごみポイ捨てを注意する駄洒落の看板が。
(鳥栖スタもまた行ってみたい)
九州は特急王国とも言われ、周遊旅には持って来いである。
新幹線には乗れないが、
博多−宮崎空港の「ドリームにちりん」を上手く使うのがコツ。
帰りは熊本で太平燕(タイピーエン)を食べ、
「はやぶさ」ソロ(B個室寝台)で馬刺しをつまみながら帰京した。